令和7年10月30日 清水台遺跡第41次発掘調査(その3)
前回の記事までで紹介していた調査区は、空撮の後に埋め戻し、残りの調査区西側部分の掘り込みを進めました。
ここでも、竪穴建物跡や掘立柱建物の柱穴が複数見つかっています。
その部分も埋め戻し、現地作業が無事に終了しました。
調査区の面積に対して、遺構の密度が非常に高い調査となりました。
令和2年に実施した第40次調査では、郡庁と思われる建物の柱穴が見つかりました。
郡庁は実際に政務を行う施設で、郡役所において非常に重要な施設です。
そこから北西に約100mに位置する今回の第41次調査区は、清水台遺跡の中心部に近い場所であったことがうかがえます。
報告書の刊行に向けた整理作業を進めています。
遺物の量も膨大です。