令和4年11月30日(水) 正直B遺跡(重要遺跡「正直古墳群」)調査保存に係る懇談会が開催されました

本年9月から始まった正直39号墳の測量調査及び正直35号墳の発掘調査について、11月24日(木)、調査保存に係る懇談会が行われ、懇談会委員の先生方をお招きして調査の成果などを確認していただきました。

今回の調査の目的は、
(1)35号墳主体部の有無及び現状の確認
(2)35号墳後方部北東出隅の確認
(3)35号墳と同一支群を構成する39号墳の墳形確認
の3点でした。

調査の結果、
(1)①35号墳主体部は未確認
   ②35号墳後方部盛土の状況を把握
(2)①35号墳後方部北東出隅を確認
   ②35号墳後方部東側にて、第3次調査2T確認の溝と方向の一致する溝を確認
(3)39号墳は直径12メートル前後の円墳の可能性が高い
となりました。

後方部墳頂の様子。

35号墳後方部北東出隅の様子。

ご指導いただいた点を踏まえながら検討を加え、これから報告書を作成します。

※過去の正直古墳群発掘調査報告書は以下よりご覧いただけます。
2022年(令和4年)刊行 「正直古墳群ー第4次発掘調査報告ー(PDF)
2020年(令和2年)刊行 「正直古墳群ー第3次発掘調査報告ー(PDF)
2019年(平成31年・令和元年)刊行 「正直古墳群ー第2次発掘調査報告ー(PDF)
2018年(平成30年)刊行 「正直古墳群ー第1次発掘調査報告ー(PDF)

2022年11月30日