令和4年7月4日(月) これは何の骨??(稲荷館跡第1次発掘調査の整理作業)

稲荷館跡第1次発掘調査の整理報告作業を実施中です。

城にともなう深い堀が検出されたことは、6月15日の記事でお伝えしたところですが、堀の中から動物の骨が出土しました。

おそらく犬の骨と思われます。


2枚目の写真は堀の断面を写したものです。
赤い線より上は人為的に埋め戻された土で、ロームなどが混入しています。
動物の骨はその土よりも下から発見されたことから、堀が機能していた時代、つまり戦国時代~江戸時代初期のものと考えられます。
犬は食用として解体され、最終的に堀へ投棄されたのでしょう。

主に脚の骨を検出しています。
下段の中・左はともに前脚部分ですが、大きさが少し異なることから、別な個体の骨と考えられます。
左上の丸い骨は、どの部分かはっきりとしたことは分かりません。
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2022年07月04日