本日から郡山市大槻町で試掘調査を実施しています。
1号トレンチと2号トレンチで、古墳の周溝が確認されました。
周溝の状況から、古墳の大きさはおよそ約10mと推定できます。
時代は古墳時代終末期、蒲倉古墳群(蒲倉町、ほか)や蝦夷穴横穴墓群(田村町)などと同じ時期に造営されたものです。
大槻町にはかつて数多くの古墳がありましたが(北ノ山壇古墳群)、全ての古墳が後年の開発のために壊されています。
今回の調査では、大槻町における古墳時代のようすをうかがい知ることのできる、貴重な成果を得ることができました。