令和4年3月15日(火) 一人子遺跡の試掘調査

1ヵ月以上におよんだ一人子(ひとりご)遺跡の試掘調査が、本日終了しました。

 

郡山市三穂田町にある一人子遺跡は、縄文時代から弥生時代にかけての遺跡として知られ、壺や浅鉢、注口土器、鉢などが出土しています。
なお、大安場史跡公園のガイダンス施設には、一人子遺跡から出土した壺が展示されています。
http://www.bunka-manabi.or.jp/oyasuba/exhibition/permanent_exhibition/yayoiperiod_koriyama.html
(大安場史跡公園のサイトへジャンプします)

今回の試掘調査は、調査面積が約58,000㎡、調査のために掘削したトレンチが158本と、大規模なものとなりました。
調査の結果、縄文時代の掘立柱建物や、古代の竪穴建物、中世の屋敷などが確認されました。

白い丸で囲まれた範囲が、柱穴の跡です。縄文時代に大きな建物があったことがうかがえます。

古代(奈良~平安時代)の竪穴建物です。

調査区南側の斜面には中世(鎌倉~室町時代)の屋敷がありました。

空白期間はありながらも、とても長い間、社会活動が営まれてきた場所だったといえるでしょう。

2022年03月15日