真船豊

真船豊

故郷の風土を生かした鋭い人間観察の戯曲を書く

真船豊
 安積郡福良村(現郡山市湖南町)に生まれた。いったん北海道に養子に出されるが帰郷。後に上京して早稲田実業、早大英文科に学んだ。アイルランドの劇作家シングの『アラン島』に感動し戯曲を発表するが、ストリンドベリの「人間修行」に影響され大学を退学して農民運動に入った。早大の恩師の保証で上京して新聞記者となったが、劇作に集中するため一ヵ月で退社。後年、貧困と妻の病気に苦しみながら完成したのが『鼬』である。湖南地方の方言を活かしたこの戯曲は久保田万太郎演出で上演され、正宗白鳥が激賞された。他の戯曲に『山参道』、小説『白魚』、自伝に『孤独の徒歩』等がある。

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